今回のタイトル、「いつか終わる夢」とは、とあるテレビゲームのミュージックタイトルで、私個人としても、好きな楽曲のひとつです。

 

実は、今の現代の科学によれば、この宇宙には終わりがあるそうです。

その説によれば、この宇宙に存在する星々は、やがて光を失い、この宇宙は暗黒の世になるそうです。そして、宇宙は冷えてゆき、最終的に大気さえも凍る、絶対零度(マイナス273℃)になり、なにものも存在しない、無の世界となる。

とある学者が人に問うたことがあります。「もし、永遠の命が手に入るとしたら、あなたはそれを望むか?」と。その問いに、多くの人は戸惑った、とのことです。

私達の命は、有限です。いつか終わりがきます。それは一見、悲観的なことと捉えられがちです。が、だからこそ、この一生を懸命に生きたいと思える部分もあるのではないでしょうか?

終わりのない道を走り続けるというのは、過酷過ぎるものです。しかし、この人生というマラソンには死という形であれ、ゴールがちゃんと用意されている。

ゴールがあるからこそ、走っていられるし、生きていられる。私はそう感じます。

ここで、あなたにひとつお願いがあります。時に辛くなっても、自死の道は選ばないでほしいということ。

人の苦しみのほとんどは、人と比べることで生じます。比べることをやめれば、身も心も軽くなります。

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しかし、自死の淵に立つほど悩んでいるのならば、事情も複雑でしょうから、こんな言葉だけでは人の心は救えないのかも知れません。

しかし、どうか生きてほしい。どんなに辛くとも。人がひとり生きるということが、この国や、あなたの住む街にどれほどの活力を生むかを、よく考えてほしい。

自死に悩む人を救いたいとは思いますが、それは究極のテーマであり、私にはそれだけの能力はないとしても、伝えたい。

そして、「いつか終わる夢」というフレーズを思い出していただきたい。

夜、眠る時でいいです、この世界が崩壊して、なにものもなくなった地球を想像していただけたら、と思います。「無」の世界を。

18話目「夜の海の彼方をイメージ」の内容と重複しますが、頭上で暗闇に映える星と海だけの世界を。そこにフワフワと浮いている自分を。

そこから見えてくるもの、気付くものがあるはずです。

心細くなれれば、それだけでも価値があると言えましょう。

「いつか終わる夢」

遠い未来に、その景色はいつか現実のものとなる日がくることでしょう。

その景色を想うことで、見えるものがあります。

そして、明日を生きる活力になればと願います。

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