良気とは、私なりの造語です

読んで字の如く、良い気、良いオーラの状態のことです

 

そして、私の目標は、「良気を目指すこと」

 

私の中で、良気の逆の言葉は悪気(あっき)と充てています
即ち、良気は気が高まった、または、浄化された、一方、悪気は気が淀んだ状態、と捉えています

 

なお、気は、湯気状に出ていると私は考えています

 

そして、良気である、即ち気が高まった状態にある時、運気も高まる、と考えています

 

その良気の状態へのもっていき方とは、表情と姿勢を良くすること

つまり、笑顔で背筋を伸ばすこと(できれば胸も張ること)だと考えています

顔の型は笑顔、体の型は背筋を伸ばす
表情、つまり笑顔については、人に気付かれない程度に1ミリほど上げていればよろしいかと思います

 

姿勢については、スプーンの例え話が合うかと思います

食事で使うスプーンは、へこんだ方に自分を映すと逆さまに、ふくらんだ方では真っ直ぐに映ります
人生というのも、きっと同じようなものなのでしょう

 

つまり、物事は、形から入ることも大事だということ

 

そして、この表情と姿勢を良くして生きる、ということは、東洋の知恵でもある、「気」の概念にも通ずるものだと思います

 

尚、「気」は、実際に存在すると近年証明されてきています

 


「気」は、姿勢などの形などからも影響し、又、普段使う言葉の種類なども影響します

例えば、あいうえお言霊修業というのがあり、ありがたい、いつくしむ、うれしい、エンジョイ、おおらかに、などと呟くように口にするだけで体に力がみなぎるという研究報告もあります

 

いや、嘘のようですがホントですよ

自分自身では力がみなぎることは分かりづらいですがそして、こういったことからも、形から入る、ということは大事なことなのでしょう

そして、この型を身に付ければ、心も浄まり、物事の捉え方も柔軟になってくると思います

 

尚、曹洞禅において、坐禅を組む際は、調身調息(ちょうしんちょうそく)を基本としています

姿勢を調(ととの)え、呼吸を調える

そして、それが調心(ちょうしん)につながり、物事を正しく捉える目が養われる、と言われています

これはよく耳にする

「健全な精神は、健全な肉体に宿る」

ということになるのでしょう。即ち、形から入ることで、中身もそれに沿うようになってくる、ということ

 

そして、表情筋の癖、即ち、思考の癖は、やがてその人の顔になる、と言われます

笑顔が多い人は、柔和な顔付きに、しかめっ面が多い人は、気難しい顔付きに「人は見かけで判断できる」というのは、あながちウソではないのかも知れません

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尚、余談ですが、職業もその人の顔付きに影響を与えるそうです

学者は学者の、お坊さんはお坊さんの、というように

長年勤めているほど、その影響は現れてくるようです

 

また、私が学生の頃に友達と話していたことが、背筋を伸ばして講義を聞いていると、眠くもならないし、内容もスッと頭に入ってくるということを、今思い出しています

もし、あなたが学生で講義中に眠くなるのであれば、姿勢に注意するとよろしいかと思われますただし、日頃から睡眠を充分とっておくことも大事でしょう

 

元々、人の祖先は四足歩行であり、お腹を突き出すようにして行動していました

背筋を伸ばすことは、その本来の自然の摂理にも適っているとも言えるでしょう

 

そして、笑顔でいると笑顔になれることが増える、と言われています

それは、光を放っている状態とも言え、それはさながら夜、光に虫が集まってくるような状態であり、人も運も呼び寄せるとも言えるのでしょう

 

また、イライラしたりムカムカしたりする時ほど、笑顔を自らつくることによって、思考をポジティブな方向へもっていくことも大事です

そして、不快な、苦難な出来事によって、その人の器が試されるのでしょうし、人はより強く成長できるという視点も大事になってきます

 

良気も、ひとつの修行なのでしょう

というよりも、お釈迦様が説かれた教義の中でも特に大切とされる、「八正道(はっしょうどう)」という実践修行の徳目を全て修行することになる、と私は捉えています

 

八正道は
正見(しょうけん)…正しい世界観
正思(しょうし)…正しい思想
正語(しょうご)…正しい言葉
正業(しょうごう)…正しい行為
正命(しょうみょう)…正しい生活
正精進(しょうしょうじん)…正しい修養
正念(しょうねん)…正しい想念
正定(しょうじょう)…正しい精神統一

 

と説かれています
少し小難しいですが、良気を修行することで、全てカバーすることになると私は見ています
また、良気であることに、私が目標とする徳者の姿が重なります
そして、良気の人は輝き、錆びにくい

人相も良く(柔らかく)なる

それもこの世の中のひとつの真理なのでしょう

 

また、あなたがもし日々に疲れを感じやすい、また、ネガティブ思考に陥りやすいと感じるならば、良気を心掛けることで改善されるのではと思います

 

それはつまり、気を、心を整えることにもつながるのでしょうから
そして、なんのために、良気を修行するのか

 

それは、より幸せで楽しい人生を送るためであり、それが修行というものの本義なのでしょう
そこを押さえていただければと思います

 

そして、良気を養い、「良気を纏(まと) う」ことは、私自身の人生のテーマでもあります

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