何か行動を起こす際は、あらかじめ目標を明確にすることで、そこから効率も良くなり、得れるものも大きくなります。
例えば読書においては、その本から何を得たいか、ということをあらかじめ明確にすることで、速読も可能になり、理解力も深まります。
ここで読書について少しお話しすると、読書は読書後に要点を3つ書き出し、本のタイトルを自分でつけなおすことで、より理解力も深まります。また、読書における活字を読むことは、最初のうちはストレスになりますが、読書に対する免疫が作られれば、読書は苦もなく進められるようになります。
昔は本などは印刷技術ができる前は写本と言って、手で書き写しており、とても高価なものでした。中でも外国語の辞書などはとても高価なものでした。現在は、印刷技術が進んだことで、一冊千円前後と安価となっており、私が考えるに、その本にある情報量に対して、一冊千円前後というのは、かなり安価だと感じます。
読書は、人格を高めるのに打ってつけのツールであり、昔から「実るほど、頭(こうべ)を垂れる、稲穂かな」と言われるように、学を身に付けてゆくと、人は自然と謙虚になってゆきます。上には上がいる、ということを身を以て知るが故でもあるのでしょう。
リーズナブルな金額であり、自分のためにもなる読書という趣味をもつことの有意義さは素晴らしいものだと思います。特に、自分の血肉となる本との出会いは筆舌にたえません。
現在ではスマートフォンなどでも本を読めるので、それらも使ってみてはいかがかと思います。
目標を立てることに話を戻します。
仕事においても目標を立てることで、仕事から得れるものも大きくなってゆきます。人それぞれに目標は違うでしょうし、違っても良いと思います。例えば私の場合は、第一に「自分を高める場」が挙げられ、他にもいくつかあるのですが、目標を明確にしておくことで、仕事に対するモチベーションも上がります。
私も今まで仕事の仕方の本をいくつか読んできたのですが、結局は仕事をする意義とは「自分を高める場」ということに帰結するようです。
「自分を高める場」というのは人生に対しても言えることであり、人生においてのそれは魂を磨くこととも言えるのでしょう。
何か行動を起こす際は、目標を明確にした上で掛かっていただければと思います。
また、私自身の生きる目標を述べさせてもらうと、最近の目標は、「より幸せで楽しく豊かな人生を送ること」であります。少し以前までは「幸せで楽しい人生を送ること」だったのですが、少し変えました。
…とは言っても、それらは叶えるというよりは気付くことが主流であるようですが。健康は贅沢な幸せというように…。
しかし、あえてそれらに行動を加味すると、それぞれ、
幸せ→良気、
楽しく→ビジュアライゼーション、
ということになろうかと思います。
豊か、とは言っても、お金や地位や名声は求めておらず、それらは求めれば求めるほど終わりのないもので、逆に苦しみを生むものと私は見ています。つまり、私が言う豊かさとは、心の豊かさを指します。
心の豊かさとは、心話に始まり、坐禅などの瞑想などによって心を鎮める「心の余裕」とも言えましょうか。読書を通して知識と知慧を身に付け、視野を広くすることも当てはまりましょう。
また、楽しくのビジュアライゼーションについて。これは、物事を達成した時の光景を想像し、喜びを感じることの意です。また、人が想像したことは、良いことも悪いことも、その人に現実となって現れやすいと言われており、これは「引き寄せの法則」とも呼ばれています。
このビジュアライゼーションは、とても大事なことで、それはつまり、例えば登山家が登頂した時の光景を想像し、登山することへのモチベーションを高めること同様の心理作用とも言えましょう。
登山に限らず、物事を行う際はビジュアライゼーションをすることでモチベーションも上がり、それが「行動」することへとつながります。私としては、人生が楽しくあるためには、結局はやはり「行動」が大事だと考えています。
なお、物理学者のアインシュタインも、「未来へのビジョンを持つこと」の大切さを説いています。
そして、幸せや楽しさとや豊かさというものを追究してゆくのも人生の醍醐味であるとも感じています。
それぞれの人がそれぞれに、人生においても、行動をすることに対しても目標、ビジョンを持つ。
それが成されれば、各人の人生は有意義なものとなり、やがて世はさらにユートピアへと近付くのでしょう。
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