連句をひとつ読ませていただきます
見上げれば
心上向く
風雲の
たなびく空は
ロマンの象徴
煩雑で
苦難ありとも
素晴らしき
地上世界は
ドラマの舞台
ふと空を見上げると、そこには風雲たなびく美しき空があり、その果てもなき壮大さにはロマンを感じずにはいられない。そして、あの流れゆく雲のように、小事にとらわれず、悠々と歩みたい。
一方、この地上世界は様々な生き物が活動し、それゆえに煩雑であり、また、生きていく上ではハプニングはつきもので、しかし、それらを乗り越えることは成長をもたらす。総じて、人生とは素晴らしいドラマである…という意味を込めました。
人生とは、思いがけない出来事が時に起こります。それは生きているからには仕方のないことですが、「泣くも笑うも生きていりゃこそ」の精神で生きていたいものです。
また、この宇宙を思う時、この壮大なドラマはどこへ向かうのか、また、ひとりひとりにドラマがあるものだと感じます。もし、この世を創造した神が存在するならば、その創造主は、「感動」を求めてこの世をつくったのではないか、とも感じます。
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時に自身の人生を振り返って俯瞰(ふかん)してみると、山あり谷ありでもあるのですが、「全ては、ドラマだった」という一言に終始する気がいたします。
少し以前に、自身をひとり実況することについてお話ししましたが、それはさながら(ドラマの)舞台に立って生きる感覚を養うことにも一役買うことでしょう。
少しその点に補足するなら、自分の名前を好きな名前や好きな肩書きをつけて呼ぶこと(ラベリングと言います)で、物事を行う際のモチベーションも上がるので、オススメいたします。
最近のこの国は、未来に夢を持つことが困難な状況にあると言われます。国を動かす政治家でさえ、ややも悲観的な発言を繰り返します。それでも、未来は個人の意志、努力により拓かれてゆくのでしょう。
今回、あなたにお伝えしたいことは、「小事よりも、大義を思うこと」、そして、「感動と共にこのドラマを生きること」。
そして、いかに生きるかを考える時は、もし今、死するとしても、「私は幸せだった」、「良いドラマだった」と言えるかどうか。それをひとつの指標にしてもよいと思います。
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