私達は、鏡などを使うことをもって、自身の姿を映し、その姿を確認します
特に、顔においては何かに映し出さなければ、どういう状態なのかを知ることは困難でしょう
故に、私達は、自身の普段の姿を知ることが難しいが故に、自身の姿、行動が、端から見た時にどうであるかを、各人が自分で認識する目が大事になってきます
私自身としては、「自身のファンになれるか?」、という視点を大事にしています
特に、少年時代の自分が、現在の自分を見ているという感覚を大事にしています
それは、「輝いているか?」、と自身に問うことでもあります
私の場合はこの指標ですが、あなた自身で、自身の寄る辺(よるべ)となる指標を見つけられることも良いと思います
そして、自分を端から観ることで、視野も広がるものです
それまで気付かなかったことへの発見もあることでしょう
さらに言うと、相手の視点から観る目も肝要になってきます。
つまり、相手からはどういう風に見えて、相手はどう感じ、どう考えているかに想いを巡らすということ
それが、和平や友愛の基本となるのでしょう
また、自身の行動を自分で実況中継することも、客観性を育む上でとても有効な策です
テレビのスポーツ中継のようなノリで、自身を実況することで、客観的な視点を育めることでしょう
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同時に、自身を少し離れた斜め上からから見ることで、新たな視点も見つかることでしょう
プロ野球のイチロー選手も、試合中に自分自身を実況中継することで、客観的になり、冷静な自分をつくるそうです
なお、妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんぼん)という、いわゆる観音経(かんのんぎょう)の中で謳(うた)われる観音菩薩様は、様々な視点から物事を観れる菩薩様であり、また、そのような目で世間を慈愛の目で見つめて下さっている菩薩様です
また、仏教ではそのような目を持つことの大切さを説いています
余談ですが、観音菩薩様は、般若心経の冒頭の「観自在菩薩」のことであり、当時の訳者によっては、冒頭が「観世音菩薩」となっている般若心経もございます
私達も、観音様までとはいかなくとも、そういう目を養うことが大事になってくると思います
先ずは、自身を客観的に端から観る目から、そして、相手の視点から観る目から
あなたも私も、自分で自分の姿は盲点となるもの
だからこそ、先ずはそこから、この客観性というものを養いたいものですねその視点はきっと、多くの気付きと幸せを呼び寄せることでありましょう
そして、「自身のファンになれるか?」、という視点は、自分を好きになる手立てでもあり、そうしてまた成長してゆく自分を好きになっていただければと思います
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