曹洞宗の開祖、道元禅師様の著した正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)の中の一説に

『最勝の善身を徒(いたず)らにして、露命を無常の風に任すること勿れ』

とあります

ここで注意したいのは、最勝の善身とは、人間が最高の身命ということではなく、仏法に出会い、悟りを求め、仏法を信じ得る心が開けたことを指します

言わば、善に向かった確かな方向性を得た心、身命ということでしょう

その尊い身命を、無益にダラダラと時間を過ごしたりせずに、人生は無常であり有限であり、かつ短いという見地に立って、懸命に生きることの大切さ、ということを説かれていると私はとりました

仏教においては、実は神様という存在はあまり説かれません

しかし、懸命に生きる者に神様は微笑んでくれ、何かしらの力を貸してくれるものだと私は信じています

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自分の人生の日々を振り返ると、あれはムダだったな、ということが度々あると思います

ただ、そこに気付き、同じ過ちを繰り返さないようにしてゆくことで、人はまた成長してゆくのでしょう

そして、日々をどう生きるか

その方向は人それぞれでしょう

ただ、私としては、日々をいかに有意義に過ごすかを見つめることをおすすめします

後で振り返った時に後悔が少ないのは、そういう生き方だと思います

日々に鍛練を積む、趣味をしてストレス発散をする、映画等を見て時に涙する

あくまで一例ですが

あなたの身命も露命のように美しく、弱く、脆く、そして儚い

まず、そこを自覚し、見つめるほどに日々は拓けてゆくのだと思います

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