俳句をひとつ読ませていただきます

 

舞い散りし
花の調べは
桃源郷(とうげんきょう)
此(こ)は一時(ひととき)の
夢と覚(さと)りし

 

先日、私の父が亡くなりました

その時に浮かんだ句です

 

 

舞い散ってゆく花、亡くなってゆく人との思い出は、美しい調べ、メロディーのようであり、そこは幸せな時と場所であった、と

 

そして、今私達が生きている現実世界は一時の夢のようなものと覚った、

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本当の世界、私達の本来の世界は、いわゆるあの世であり、私達は自分を磨くために現世に降り立ったのだ、と

 

そして、この体も借り物で、いつかはこの借り物の体も捨て去ってあの世へと帰ってゆく、と

 

この現世もいつか覚める夢だと思えば、生きる力も湧いてくるものです

そういう想いをこの句に込めました

 

あなたが生きる道にも美しいメロディーが流れているのでしょう

そして、それは少し後になって振り返った時に聴こえてくるものなのかもしれません

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