今回は、日々に変化を持つことにより、もたらされる効用についてお話しします。

私達は、年をとるほどに好奇心が薄れ、また、新しい事柄に対して億劫(おっくう)になってゆくものです。

その億劫になることの原因として、「失敗の回避」が挙げられます。

失敗をして嫌な思いをしたくないという感情から、また、変化を避ける傾向が誰しもにもあるものです。

同じような日常は、安穏としており、そこは安心、快適な環境となります。

しかし、そこから一歩外へ出てみれば、世界が広がる、それが今回のお話の主旨です。

日々に変化をもたらすことは、例えば食事において、同じ物ばかりを食べていると栄養が偏り、やがて体調を崩しやすくなる、それを防ぐために様々な食材を摂取することとも相関しているのではと思います。

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日々に変化を、と言っても、難しく考える必要もなく、例えば観たことのない映画を見たり、行ったことのないレストランに行ったり、また、なじみの飲食店であっても注文したことのないメニューをたのんだり、コンビニで買ったことのないスイーツを買ったり、あまり読んだことのないジャンルの本を読んだり、習ってみたいと思っていた習い事に通ったり、趣味のサークルに参加したり、様々ではありますが、中でも以前から「やってみようかな」と思っていたことを行うとよいでしょう。

それらの変化が、日常をおもしろく変化させ、また、日常に楽しみをもたらし、それらがゆくゆくは「日常を楽しめる」人へと誘(いざな)います。

また、例え新たな経験により失敗をしたり嫌な思いをしたとしても、それは学びの経験としてストックされます。挫折などではありません。そこに学びを見出だせば人としてまた成長できるものです。

「日々に変化を」

その多様な経験が「日常を楽しめる」人への軌跡となります

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