以前、人のよいところを見ることについてお話ししました。それに関連して今回は、「褒める」ことについてお話しします。
よく人や物事を批判的に見て、それを人に話す人がいますが、批判することは簡単で誰でもできます。
そういうクセがついてしまっているのなら仕方のないことかもしれませんが、では、人を肯定的に見るにはどうすればよいか。
そこで、「褒める」という視点を持つことがカギになります。「褒める」ということは「よいところを認める」ということ。それが人や物事を肯定的に見ることにつながります。
褒められて嫌な気分になる人はいないでしょう。また、褒めた時に、いやいや、という人もいるようですが、仮に褒められた場合は率直にありがとうと言うのが正解ではと思います。
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子育てにおいても、子を否定的に扱えば、その子は非行に走りやすくなる面があります。褒めて育てれば、それは愛情を注ぐことであり、認めることでもあり、その子は伸び伸びと育つことでしょう。
仏教の十重禁戒のひとつに、「他人を毀(そし)るなかれ」とあります。その逆は、お分かりでしょう。
SNSで薄くつながる現代、人とのコミュニケーション、対話が希薄になっています。それはつまり、人の気持ちが分からない人が増えてくることでもありましょう。そんな時代においてこそ、他者を認める視点を大事にしたいものです。
「褒める」という視点を持つことで、自身の視点を肯定的なものとする。その効用はあなたご自身で体感していただければと思います。
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